有るか、無いか。見えるか、見えないか。その微妙な境界に真実は存在するのかもしれない。たとえば空気は見えるだろうか。でも確かに存在する。藤井保さんはカメラを武器に私たちに見えなかったものを見せてくれる。哲学的ともいえるアプローチで。それは新たな美との出会い。それは知らなかった地球の発見。こうして私たちの視界は広がり、美意識は深化する。広告写真界の先頭を駆ける藤井さんは、新作展・カムイミンタラで神々が住むフィールドに私たちを連れて行ってくれます。