PAXREXは2006年4月、神戸に誕生。

 ギャラリーPAXREXは、写真を中心とした現代アート作品を企画展示する新感覚のギャラリーです。名前はラテン語のPAX(=平和)とREX(=王様)の2語からとりました。舌をかみそうですがパクスレクスと読んでください。美を愛する心があれば人は戦争などしない、暴力や虐待も起こらない、つまり「美は平和の王様だ」と名前だけは大それてみました。(ちょっと気恥ずかしいのですが・・・)
 シンボルカラーはブルー。海の青、空の青。でも、もうひとつ意味があります。それはブルーシートの青。震災の後、あっという間に神戸にあふれた色。美しかった街を覆いつくした下品で悲しい色でした。しかし、あれから10年以上。気がつけば好ましい色に変わっていたのです。当座の雨露をしのぎ、寒さから身を守り、そこから再生への一歩を踏み出した、むしろ喜びの色ではなかったのか、と。記憶は風化します。でも忘れてはいけないものがある、との戒めをこめたブルーです。

アートは暮らしに潤いを与えてくれる。

 暗いニュースが多いこのごろです。だからこそ、ほっと心が休まり気持ちを明るくしてくれる、上質なアート作品に親しく触れる機会が必要だと考え、ギャラリーを開くことにしました。美しさへの感動は、日々の暮らしを新鮮に変える効果があると思います。自分の好きな作品を発見し、気軽に手に入れて楽しむ、こんな生活が普通になるよう活動していきます。美術館へ行けば名作を鑑賞できる。でも日常的な行為ではありません。壁に一枚額をかけるだけで部屋の風景は生き生きしてくる。アートはもっと身近になってこそ、存在価値があるのではないでしょうか。アートの魅力に親しく接していただくために、ギャラリーPAXREXは難解な作品を排し、素直に美しいと感動できる作品を厳選して提供していきます。

写真は現代人にふさわしいアートです。

  アートとしての写真には二つの魅力があります。一つ目は表現力。19世紀に確立された写真技術は、報道や記録の手段として進歩し、やがて独自の味わいを持つ美術表現の一ジャンルへと発展。特にアメリカやフランスでは高い芸術的地位を築き上げました。さらにデジタルという武器を手にした今、表現の可能性がどんどん広がっており、そのおもしろさからは目が離せません。二つ目は、比較的手に入れやすい価格。一点ものの絵画や彫刻は、どうしても高くなりがちです。数を限定しながら複数制作され、作家の署名が入ったオリジナル写真作品は、本物のアートの中ではきわめてリーズナブル。表現力と価格、これら二つの魅力から、写真は現代人の暮らしにふさわしいアートだと考えます。ギャラリーPAXREXは、あなたが抱いている写真のイメージを気持ちよく裏切りたいと願っています。

ギャラリー PAXREX 代表 吉本 博





Copyright(C) 2010 PAXREX All rights reserved.